5日間で絵が上達する 脳の右側で描けワークブックの効果 ビフォーアフター
脳の右側で描け ワークブック
はい。
ベティ・エドワーズの「脳の右側で描けワークブック」を全て終えたので更新します。
全てを終えての所感をこれから書きますが、この本は「ある程度絵が描ける人」「模写ができる人」「絵を描くことが楽しい人」にはほぼ無意味、もしくは効力が低いと思います。
対し、この本を読む・ワークブックに取り組むのに適している人は「絵心がない人」「自主的に絵を描いた事がない人」「絵を描くことが苦痛な人」「絵の描き方を教えてもらった覚えがない人」「絵が描けるようになりたいけど、デッサン等に取り組む胆力がない人」等の絵心が育まれなかったまま成人した人、いわば絵の超初心者に適しています。 (追記2021-05-13:適しているという表現が何だコイツと思ったので斜線。断言調で書かれてても所詮はn=1なので話半分に読んでください)
右脳って・・・胡散臭いよ
人によっては題名見ただけで食傷気味というか「エセ脳科学だろ?勘弁してくれよ」と思うかもしれません。私もこの本を初めたみた時の第一印象は「左手でお箸持つのかな?」とか「指をクルクルするのかな?」とか思いました。
だって物凄い胡散臭い題名だもん。
なので、その存在は知りつつ敬遠していて、絵を描こう!と思って最初に買ったのはスーパーマンガデッサンと萌えキャラクターの描き方でした。(写実的なのはルーミスとジャックハムも同時に買いましたね)
ただ、すぐに意気消沈・挫折をしました。
っていうのも「上手く描けない」から。
すぐに上手くはならない、下手だから練習している・・・それは分かっていましたが、なんか致命的なまでに似ていない。自分で描いていた「見本と全く違う」ことが分かっているし、「見たまま描いているつもり」だけど何をどうすればいいか分からない。
以下は,実に・・・学校の授業を抜くと自発的に絵を描いたのは20年ぶりぐらいでしょうか・・・。
物事の分別が付くようになってからは初めて描いた絵(ルーミスの模写)ですね。*1
絵について本当に何も分かってなくて、「アタリ」の存在すら知らなくて外周の輪郭線を、線は重ねていますが一発書きで描こうとしています。*2
まあ、こういう所からスタートしたので例えば模写をしろと言われても頭の中は、
* 一番頂点の髪の毛の先から描くのか?
* 顔の中心の鼻から描くのか?
* 目から描くのか?
* つま先から積み上げるようにして描くのか?
とグッチャグチャでこうしたら良いという指標が構築されていなかった。*3
前置きが長くなりましたが、そんな中悩んで色々と調べた結果ベティ・エドワーズの「脳の右側で描け」が賛否両論あるらしいがamazonで購入するに至った。
どんな内容なのか?
先述しましたが、この本は超初心者向けだと私は考えています。
まあ、素人の考えはうだうだと述べてもどうしようもないので筆者の著書から引用しますが、
この本を手にとってくれたみなさんはなんとなく感じたかもしれませんが、これはたんに絵の描き方を教える手引書ではなく、高尚な学術論でもありません。この本の真のテーマは知覚です。たしかに、このレッスンによって大勢の人が素描の基本技能を身に着けてきましたし、それが本書のおもな目的ではあります。しかし、つねにその根底にあった、より大きな目的は右脳の機能に注目を集めること、そして新しい視点ものを見る方法を教えることなのです。 -「決定版 脳の右側で描け」より引用- 太字強調は本に準拠。
上記の通り、この本は「絵の描き方」を教える本ではなく「モノの見方・捉え方」を教える本です。
ですので、ワークブック内の課題に対して認識の方法は教えてくれますが、鉛筆を寝かせるとか、軽いタッチで描くとか、そんな事は一切教えてくれません。*4
目標とゴールを明確にする
御託は良いので結果を見せましょう。ただし、これも「決定版 脳の右側で描け」からの引用です
これは著者が公演してるワークショップ(1日8時間 5日間) Before-Afterです。
一部の人は元から上手くない?と感じるかもしれませんが、線画だけで凹凸が感じられない平面的な絵から、陰影をつけた立体的な絵へと変わっています。あと、草なぎ剛っぽい人がいる。*5
著書によると指導前(受講前)の絵は「その人が最後に絵を描いた年齢」≒「絵を断念した年齢」と一致するようです。多くの人は顔の輪郭線すら歪です。当人達も明らかに違うのは分かっているでしょう。
これだけでも結構やる気出てきませんか?たった5日間でこれだけ画力が向上するんだ!って。
ここまで画力が上がっているんだから特別な描き方があるんでしょ?とも思うかもしれませんが、著書で説かれている多くは「描き方」ではなく「認識の仕方」です。著者はデッサンに必要な5つの知覚技能のとして、
1 エッジ(「共有された」輪郭線)の知覚
2 スペース(素描ではネガ・スペースと呼ばれる)の知覚
3 相互関係(遠近法とプロポーション)の知覚
4 光と影(「明部の暗部」ともいう)知覚
5 全体(ゲシュタルト、「ひとつのまとまり」としての対象物)の知覚
を上げていて、「決定版~」「~ワークブック」でも1→5の順番で各々の知覚を学んでいきます。
ワークを一つひとつ取り組めば分かりますが、端的に言うと「何かを基準にして、目測をし、先入観なく見たまま描く技能を身につける・・・ために知覚をする」
「決定版 脳の右側で描け」とワークブックの違い
「決定版 脳の右側で描け」とワークブックの違いですが、「決定版 脳の右側で描け」には右脳と左脳の違いや、練習方法の根拠、各知覚についての詳細な説明等が細かく記述されています。
ワークブックはあくまで出力のための本なので、できれば「決定版 脳の右側で描け」を購入して「自分がなぜ描けないのか」を理解してからワークに取り組むことをオススメします。
ワークブックの内容
ワークは全40項目があります。
内容は先程の5つの知覚を認識して、絵を描く際にそれが間違っているか正しいか判断するための基準を学んでいきます。
記載漏れましたが、私が購入したのはワークブックの第一版なので、「決定版 脳の右側で描けワークブック」とは若干内容が相違しています。ただ、目的とワークの方向性は同じなのであまり気にする必要はないと思います。
1、実習前の自画像 2、実習前に描く自分の手
これからワークに取り組みますが、ワーク受講前後の成長度合いを確認するために現状の力量で自画像を描きます。
スキャナーの設定が悪かったのか、かなり薄いですがあしからず。
物凄い老け顔で犯罪者のような印象を受けますが実物はもうちょいマシです。
これは2015年10月25日にはじめて自画像を描いたものですが、その時は本を読んだだけでワークは全くやりませんでした。
で、以下は2017年3月23日に描いたやつです。
23分
16分
3、実習前に描く部屋のコーナー
これも講義前のワークです。
絵は上手くなりたいけども、風景画に興味はなかったのでかなり苦痛でした。
2017年3月23日 33分
4、ウォーミングアップの自由画
この画像だけ見ても何だか分からないと思いますが、特徴ある各々の画家のタッチを真似したものです。
ただし、一番下の人形が書いてあるコマだけは自分自信のタッチで自由に描きます。センスがありません。
2017年3月23日 9分
5、花びん/顔の画
有名なだまし絵であるルビンの壺を模写したもの。
ただし、模写するにあたり条件があり、顔の部分の名称を声に出しながら模写をすること。「ひたい……鼻…
上唇…下唇…あご…首」といったように。そうすると一種の葛藤や混乱が生じるのでそれを認識しましょう、というワーク。
2017年3月23日 3分半
6、上下逆さの画
これも題材を模写するのだが、逆さになった画を模写するという、ちょっと特殊な模写の方法をする。
一つ前のワークとは対称になるべく無心で、目や鼻、唇といった「部位」の意識はなくして模写をすること。
これらにより「形に対する先入観」を破棄させる、また、「見たまま描けば画は模写できる」全てはパーツに対する先入観だよ、というのを説いてくれるワーク。
3つある画のうち一つを選ぶ。全てを模写しても良い。
2015年10月26日 時間不明。30分程度? パブロ・ピカソ『イーゴリ・ストラヴィンスキーの肖像』
2017年3月23日 9分
7、純粋輪郭画
何だこのゴミ?と思われるかもしれないが、手のシワだけを見て忠実に模写したもの。
脳の言語モードを退場させて右脳モード(見たものを見たまま書き写せる)に移行させるためのワーク。1秒に1ミリ程度のペースで模写をして、本当にじっくり、ゆっくり、微細なシワの細部まで描き写す。
2017年3月23日 5分
8、ピクチュアプレイン上に手を描く
ここから本格的なワークが始まる。
ピクチャープレーンという、透明なフィルム?アクリル板?を使用していく。
ワークブックに付属しているピクチャープレーンは薄くて曲がりやすいため、ダンボール等でフレームを作り裏打ちをする必要がある。
このように結構曲がるので補強は必須なのだが、フレームを作るのが面倒なので私は定規等を組み合わせて補強をしました。
ただ、それでも上手くできなかったので個人的には別途購入を勧めます。
こういう風に使用する。風景の場合は、書き写したい風景にピクチャープレーンを向けて構図の確認をする。
こんな感じに手の上にプレーンを載せて、ピクチャープレーンの上をフェルトペンでなぞる。そうすると正確な輪郭線が描けるでしょ?ってワーク。
いわばトレスをしている訳だけど、所謂「トレス」は2次元のモノを2次元の別媒体に写すけども、これは3次元にあるものを二次元に落とし込むため、実際のデッサン等の「1、目で見て2、紙に描き写す」という作業を体験することになる。
最終的には、このピクチャープレーンを使用せず、想像上のピクチャープレーンを用いて画が描けるようなるのが目標。
9、地塗り
画用紙を鉛筆やグラファイトペンシルで均一な灰色のトーンにする。灰色に染めることで修正が格段に楽になる。ただ、それだけのワーク。
グラファイトペンシルはあると便利だけど、なくても問題ない。ただ、鉛筆はHBと4B程度の2種類あれば良い。芯が短くなった場合は鉛筆削りを使うが、今後デッサンを本格的にやるならカッターを使っても良い。
10、ピクチュアプレイン上に手を描き、紙に写す
前述した通り手の上にピクチャープレーンを起き、主要な輪郭線をフェルトペンで描く。後にその線を画用紙に書き写して、より詳細を描き込んでいくワーク。ピクチャープレーンが曲がるため、上手く書き写せず実際よりも膨張したような画になってしまった。
だがピクチャープレーンのおかげで全体の形は整っている。
2017年3月23日 23分
11、ものを持った手を描く
10番目の題と同じように手を描くが、今度は何でも良いので手に持った状態で描き写す。
今回はカッターを使用したが、本書の作例を見ると羽、鍵、手袋、ティッシュと題材は本当に何でも良いようだ。
2017年3月23日 24分
12、花を描く
ピクチャープレーンを使用して花を描き写す。ただし、輪郭線のみを書き写し、色は付けない。
実際に花を用意した方が良いが、写真を模写した。・・・なんというか小さいね。
2017年3月24日 9分
13、オレンジを描く
ピクチャープレーンを使いオレンジを描き写す。実際にはみかんを使用した。
純粋輪郭画を思い出してできるだけ細部まで仕上げていく。
14、ネガのスペースで葉を描く
知覚技能の①エッジ ②ネガスペースの訓練。模写の対象ではなく、その周りの空間を鉛筆で塗っていく。
対象以外の空間を意識して描くことにより、フォルムを正しく描くことができる。先程の逆さ画のように先入観を排除して、意識はあくまでも対象の周辺に向けて描く。
平成29年3月30日 25分
15、ネガのスペースで椅子を描く
ネガのスペースと、「何を基準にして描いていくか」を学ぶためのワーク。
モノの端部から描き始めるのではなく、基本となるスペース『基本ユニット』を選択してピクチャープレーンに描き写す。それを画用紙に写すしてから模写をはじめることで、基準となる指標ができあがる。(赤いスペースが基本ユニット)
そうすると最終的にはきちんと模写したものと同等のものが出来上がる。
2017年3月30日 31分
16、家庭雑貨を描く
ネガスペースと基本ユニットを使用して家庭雑貨を描く。
ソムリエナイフを書き写した。他に良い題材がありませんでした。
2017年3月30日 14分
17、スポーツ写真のネガのスイペースを描く
16と同じで、題材がスポーツになったもの。先程よりも複雑な題材になる。
2017年3月30日 32分
18、ネガのスペースで椅子を描く
15と同様だが、絵ではなく実物の椅子を模写する。
こちらもピクチャープレーンで基本ユニットを選択して画用紙に落とし込む。
基本ユニットを選択したら、ユニットを基準として描く部位を比較する。
2017年3月30日 54分
19、ゴッホの『聖書を読む男』を模写する
ここでやっと人物画を模写するようになる。個人的には一番上達を実感できたワーク。
今まで教わったを技術を駆使して、なんというか、頑張って描く。
人物画を描くことへの多少の混乱や葛藤があるが、基本ユニットやネガスペースに集中することでそれらを回避することができる。
2017年3月31日 86分
20、ドアを開けた光景を目測する
画家がよくやる、「片目を瞑り、腕を伸ばし、鉛筆で計測するアレ」を習得する。これで伝わらない人は吉良吉影が仗助に空気弾を当てるために距離を測るシーンを思い出して欲しい。
ピクチャープレーンで基本ユニットを描き写す代わりに、鉛筆で基本ユニットの比率を計測して描き写す。
ただ、これ日本家屋だと小さすぎて屋内を描くのは難しいんじゃないかな?
2017年3月31日 58分
もういやだ!こんなしみったれた事やってられるか!
俺はオッサンを描きたいわけでも、風景が描きたいわけじゃない!
可愛い女の子が描きたいんだ!
てな感じにフラストレーションが爆発した結果まるまる二ヶ月ワークブックを放置する。
21、部屋のコーナーを目測する
20で使用した技能を用いて部屋の複雑なコーナーを選択する。私は題材をミスりましたが、皆はリビングで描きましょうね。
もう嫌で嫌で仕方なく描いていた。
2017年6月7日 64分
22ひざ/足を描く
ピクチャープレーンを使用して足を描き写す。ピクチャープレーンが曲がるので、写真模写をした。
ピクチャープレーンがグニャグニャしてとても使用できる状態じゃなくてイラついていた。(プクチャープレーンは補強前提なのをすっかり忘れている)
2017年6月8日 25分
23、机の上の本を目測する
失敗した。途中で諦める。
2017年6月8日 28分
24、楕円のある静物
コップ等の縁は正円だけど、角度をつけて見ると楕円だよね。それを描きましょう的なワーク。
2017年6月8日 26分
25、人物画の目測
エドガー・アラン・ポー等身大彫像のスケッチ。角度やプロポーションを意識し、基本ユニットを駆使しながら描く。
また、アンリ・マティスの『笛を吹く女性のスケッチ』もあるがこちらは模写していない。こちらはよりラフに近いため、エドガー・アラン・ポーの題材を選択した。
頭の天辺から顎先までを1として、顎先から膝までの空間は2.5だな・・・というような「目測」の技能を取得するためのワーク。
2017年6月8日 80分
26、横顔のプロポーション
ワークブックに横顔のプロポーションが載っているので模写をする。
2017年6月8日 9分
27、横顔のデッサンを模写する
サージェントによるゴトゥロー夫人のデッサン。
知覚技能の3つ、エッジ、スペース、相互関係を意識しながら模写をする。
2017年6月8日 20分
28、横顔のポートレート
26、27のワークを反芻した上で、横顔の模写をする。
ネットで適当に見つけた画像を模写した。
2017年6月8日 40分
29、アメリカ国旗を描く
失敗した。諦めたその2。
星条旗なんて当然所持していないので画像検索をして模写をし始めた・・・が、良い題材じゃなかったため途中で止めた。
というのも、今回のワークは、「歪な形の星」「同じ幅であるはずのストライプ線」これらがクシャッと歪んでなければならなかった。だが、検索した星条旗はどれも綺麗な状態。国旗だから当然だ。自分は床に落とされている国旗を見たことがない。*6しかも外国の国旗なのだから情報は間引きされて、不格好な星条旗が見つけられなかった。
ここでストライプ柄のハンカチを使用しなかった事が私の敗因である。
2017年6月12日 45分
30、上から光が当たる卵を描く
デッサンでよくやりそうなアレをやる。
2017年6月12日 41分
31、チャップリンの明部と暗部*7
知覚技能の4 明部と暗部に焦点をあてたワーク。
黒と白だけで人物画を描く。(灰色は使わない)
2017年6月13日 90分程度
32、正面から見た顔のプロポーション
横顔のプロポーションに続き、正面のプロポーションを学ぶ。
2017年6月13日 6分
33、正面から見た自画像の模写
パブロ・ピカソの自画像の模写。ピカソめっちゃ格好良いやん・・・。
描き終わって比較すると分かるけども、ピカソのお兄さんって感じになってしまった。
2017年6月13日 70分
34、明部と暗部で描く自画像
本来ならば鏡に向き合い、照明を当て光のアクセントを付けるんだけど、その環境が整わなかったため、ワーク1の時と同様に証明写真を使った。
人物画のクオリティは上がっている、が、鉛筆で肌の質感をどう出すかが分からず不満が残った。
これらはデッサン本で身につける予定。
2017年6月13日 90分
35、インクと絵筆を使う
そもそも絵筆がない、絵の具がない。なので鉛筆とグラファイトペンシルでザッと描いた。
before-afterの比較をしたかったので、ワーク33を終えた時点でやる気がなくなりました。
なので、後のワークは惰性でやっています。
2017年6月13日 12分
36、都市の風景
何の変哲もない風景画をペンで描きましょう。平凡な物でもとても素敵なんですよ、という感性を認識するためのワーク。
これは結構楽しかった。自分は極度の面倒くさがりなので、鉛筆でチマチマと作り上げる過程が面倒でならなかった。
ペン画はその過程を吹っ飛ばして一気に完成形まで持っていけるので今後も挑戦してみたい。
鉛筆ラフ16分
2017年6月13日 37分(内ラフ16分)
37、ハッチングとクロスハッチング
説明が雑です。何もわかりません。なんか、ハッチングという線を、こう、やるんです。
いろんな画材でハッチングをしよう、というワークですが、コンテクレヨンなんて持ってないんだよなあ・・・。
まあ、ハッチングとかはデッサンの教本で練習した方が良いと思われます。
2017年6月13日 3分
38、クロスハッチングによる人物画
アルフォンス・ルグロのデッサン。
ハッチングで描かれたデッサンを同様の手法を用いて模写する。
鉛筆の先が潰れてすぐに線が太くなるし、わけわからんので適当です。これもデッサン教本で練習します。
2017年6月14日 37分
39、ダヴィンチの助言に基づく想像図
画用紙に水で薄めたインクを流し、乾かした後にできた模様から想像を膨らませて自由に描きましょう、というワーク。
想像力を豊かにするワークです。
なんていうか、無茶です。
2017年6月14日 7分
40 10×10cmの画
最後のワークです。
1cmほどの小さなものを10cm四方に拡大することで、ふつうは注意を引かないものを新しい、抽象的なイメージの画にしましょう、というワーク。
目の前にあったキーボードを選びました。また題材が悪いです。
そして、また途中で諦めました。どうやればその質感がでるのかが分からない。
2017年6月14日 28分
あとがき
この本を全てやってみた所感ですが、2015年に描いた自画像と比べると結構画力が上がっていると思います。ただ、それ移行にある程度練習していたため、このワークによってどれだけ上手くなったかが分かりづらい結果になってしまいました。著書にあった事例と比較しても、伸び率だとちょっと微妙な結果。それでも「見る力」よりも前の「物の見方・捉え方」を学べたのはとても大きかったです。
私は本書を超初心者向けと称しましたが、絵を描ける人で伸び悩んでいる場合も何かしらのヒントがあるかもしれません。
ワークブックは説明がわりかし簡素ですが、決定版 脳の右側で描けは描く知覚について詳細にヒントが書かれています。書店で見つけたら手にとってみるのもいいと思います。
思い返せば絵の授業って、ある時期を境に機会喪失してしまいますし、学校で純粋に絵だけを描いた時間って30時間も行かないじゃないかな?
この記事を見て、どこかの誰かが「自分も描けるようになりたい」と思ってくれれば幸いです。
*1:これはコピー用紙500枚分模写したら絵が上手くなる的なアレです
*2:これは最初の一枚だが、二枚目は4ヶ月後に描いている。仕事をしながらはやはり時間の捻出が辛い
*3:これらは萌絵の教科書を見ることで、アタリを描くという理解はできた。だが、「描き写す」ことに対しては全体のバランスは見ずに端の線・細部だけしか見ていなかったし、相変わらずほぼ一発書きだった
*4:正直なところ少しぐらいは教えろと思いましたが、あくまでモノの認識させるための本である事を忘れてはいけない。求めるならデッサンの本を別に買えばいいのだ
*5:言及した事に意味はない。正直この記事を書き始めてから1時間以上経っているため疲れ始めた
*7:人物名の明部と暗部って、スーパースターが裏では麻薬密売をしていた、みたいなサムシングを感じる。