1 パースや楕円
なんか溜めてた自分用メモ。見返す時面倒なので公開しておく。
いつ書いたのか分からん。
・パースについて
近いものは大きく、遠いものは小さい。
≒ 近いものはキャンパスの画面占有率が高く、小さいものはそれが小さい。
たぶんパースってのは、対象を見る角度の事なんだと思う。近くは少しのズレで角度が大きく変わるので変化が目につくけれど、遠くは同じ距離動いても自分の目線から角度が殆ど動かないので見え方にも変化が少ない。
よくパースが近すぎる、キツすぎて変な建物に成っているのを見かけるが視円錐を考慮せずに本来見えない範囲を無理矢理キャンパス上に描画しているから強い違和感が出る。法則はあっているがそもそもあり得ない視点を見せているので可笑しく見える。
そしてそれは実際おかしい。
圧縮効果とかはただのパースのこと。所謂、広角は近くだけをトリミングして、望遠は遠くをトリミングしているだけ。
内容が重すぎて見てないけどそのうち目を通す
広角レンズの「パース」と望遠レンズの「圧縮効果」は、実は同じことを言っている、という話
望遠レンズの圧縮効果 ←こんなもの存在しません - Togetter
望遠レンズで遠近感を消し去る不思議な魔法「圧縮効果」を使いこなす - あめたまびより
圧縮効果とは?仕組みと望遠レンズの性質を理解して写真の幅を広げよう | フォトグラファン
・楕円について
楕円は真円にパースがついたもの。真円は正方形に内接する円のこと。
→正しい楕円を描くには、結局は正しい正方形を描ける必要がある。
楕円を描いた時点で、奥行き(正しくはモノを見る角度)が決まる。
※勿論、形そのものが楕円のモノもある。卵とか。
ガイドとしてのパースはこんな知識しかないです。これを基準にトリミング。大事なのは被写体との距離かなぁ pic.twitter.com/9FiAdyYWtD
— 小嶋慶祐 (@kkeisuke220) December 17, 2017
奥行きが変わらないので立方体を回旋させても楕円の形は変わらない。(左)
側面の楕円は、回旋させることで奥行きが変わってるので楕円の形は変化する。(右)
球の楕円は、立方体の楕円とリンクしている。
楕円の形は変わらないと上記したが、実際には近いものは大きく、遠くなるほど小さく見えるので横方向に延長していけば幅が小さくなる。が、それはキャンパスの外の話なので誤差。(加えて奥行きも歪むけど、それは有効視野の外≒キャンパスの外の話)
※望遠なら遠くから対象を見ていることになるので誤差は微々たるもので、広角ならキャンパス内に描写することができない→描写するなら極端な曲線遠近法とかを使う必要がある)
たぶん、縦方向にも同じことが言える。
球のxyz軸で分割した場合の断面の形が分からない場合は、立方体に楕円を描くと想像しやすい。球に楕円を描くという行為は、BOXの向きを確定させる事でもある。
立方体を回しても楕円の形は変わらない。
これは四角形を回すと形は変わるが、円を回しても形が変わらないため。
楕円と考えないで円にパースがついたものと正しく認識する。
楕円の短軸 is 何?
1,回転軸
2、VPを指し示す線
楕円の長軸は役立たず。短軸はVPへ収束する。
立方体と円柱、楕円の関係と短軸が示すVPの方向。
これってスコットロバートソンの基礎連じゃねーか。
楕円の「形」は角度依存。
※そもそも上記は形そのものが楕円な訳じゃない。
見かけ上は楕円に見えるだけで、実際には「正円」なのを忘れないこと。これを楕円と表現するのは、パースのかかった正四面体の一面をひし形を表現するのと同じことになる。それは明らかに間違い。
・透視図法の歪みと、人間の視界、絵のキャンパスの関係について
人間の視野角200度 一応見える、色がよく分からん
有効視野4~20度 結構見える
中心視1~2度 文字が読める
前を見ていても実は見ていない?「眼」から交通安全を考える|ヘッドライト早期点灯研究所|おもいやりライト
絵はこの辺りを無視して描いてるので歪んで見える。人体とか有機的なモノは違和感少ないが、風景がとかは本来人間の目で見えない範囲も『無理矢理』収めているので歪んで見える。
本来は透視図法を使った絵は見るべき場所が決まっている。場所とは角度的な正しさの他に、キャンバスとの距離も含む。
正面から描いた絵を、スカート覗き込むよろしくキャンバスの下から見ないように、俯瞰や煽りの絵を正面から見るのは本来(人間の視界では)あり得ないこと。けど、絵なのであり得る。
「人間の視野」で検索すると絵についても多く言及されているので参考に。
※合意なしにスカートを覗き込むのは犯罪
https://twitter.com/yuassamakoto/status/656629402697007104
透視図法のこと考えるときに、肉眼は目が二つあるからとか、目は曲面だからとか、地球は丸いからとか、透視図法がゆがんで見えることとは無関係で、見当違いです。
— 湯浅誠 透視図法研究 (@yuassamakoto) October 21, 2015
楕円の角度とは、楕円の面に対する視線の角度です(How to draw, P,72)